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ハワイのトレイルその26~クムウェラ&ワイニニウア(カウアイ島)

カウアイ島のコケエ州立公園にあるハイキングコースです。クムエラ・ロード、ワイニニウア・トレイル、再びクムエラ・ロード、クムエラ・トレイル、そして最後に再びクムエラ・ロードに戻ってくるセミループです。ハイキングは、コケエ・ロッジの駐車場からスタートします。駐車場から徒歩でハイウェイ550を左に曲がります。すぐに、右側に未舗装の道路(クムエラ・ロード)がありますので、ハイウェイから離れてクムエラ・ロードを進みます。 クムエラ・ロードを1kmほど進むと、道がY字に分かれます。Y字を右に進みます。しばらく進むと左手にワイニニウア・トレイルの入り口があります。ここがループの開始点です。左折してワイニニウア・トレイルに入ります。 ワイニニウア・トレイルをしばらく進むと、再びクムエラ・ロードに出ます。クムエラ・ロードを右に曲がります。この辺りではアパパネやカウアイ・エレパイオ等の野鳥を見ることができるでしょう。やがて右手にクムエラ・トレイルとの交差点があります。右折してクムエラ・トレイルを進みます。コアの林の中を下ります。道は、ワイニニウア・トレイルの入り口に戻ってきます。ここでループの終了です。ここからは、最初に歩いたクムエラ・ロードをコケエ・ロッジまで戻ります。 場所:ハエナ(カウアイ島) コース:セミループ 往復距離:約6.4km 高低差:約230m...

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ハワイのトレイルその25~マキキ・バレー・ループ(オアフ島)2

マキキ・バレー・ループ(オアフ島)1の続きです。カネアロレ・トレイルでは、川(カネアロレ・ストリーム)に沿って緩やかに登ります。序盤ではハワイの植物が植えられていて、植物園のようにそれぞれの植物の名前などが記された標識が設置されています。蚊が多いので、立ち止まって植物や景観をゆっくり観察する場合は、虫除けスプレーを使用した方がいいかもしれません。 カネアロレ・トレイルの最終地点には標識があり、マキキ・バレー・トレイルとのT字路になっています。ここを右折し、マキキ・バレー・トレイルを進みます。すぐにカネアロレ・ストリームを渡り、谷間を進みます。やがてモレカ・ストリームに架かる小さな橋があります。橋を渡って、長い上り段を登ります。 やがてマキキ・バレー・トレイル、ウラカア・トレイル、マウナラハ・トレイルが交差する広い4叉路にでます。それぞれの道に標識がありますので、標識に従ってマウナラハ・トレイルを進みます。主に湿った谷間を登ってきたこれまでとは違って、マウナラハ・トレイルではユーカリの林の乾燥した尾根を下ります。道は岩が多く、木の根が地面上にむき出ていますので、足下に注意しながら下ります。トレイルはやがてスタート地点に戻り、これでループトレイルの終了です。   場所:ホノルル(オアフ島) コース:ループ 往復距離:約4km 高低差:約240m  ...

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ハワイのトレイルその25~マキキ・バレー・ループ(オアフ島)1

ワイキキから車で10分ほどの近場のマキキ・バレーにあるハイキングコースです。実際にはカネアロレ・トレイル、マキキ・バレー・トレイル、マウナラハ・トレイルという3つのトレイルを通ります。 ワイキキから車で行く場合は、McCully Streetを山側へ進み、Lunalilo Freeway(H-1)をこえて、Wilder Avenueを左折します。Punahou Streetをこえて、2ブロック進んだところにあるMakiki Streetを右折します。やがてY字路がありますので、左のMakiki Heights Driveを進みます。道路が左にヘアピンカーブする直前に真っすぐ進む道があります。ここが入り口です。ゲートの手前左側にハイカー用の駐車場(未舗装)があります。トレイルの入り口は駐車場から舗装された道をもう少し奥に進んだところにあります。右側にある屋根付きのテーブルとトイレが目印です。 トイレの先にある橋を渡ると、正面にトレイル入り口の標識と掲示板があります。ここでこの辺り一帯のハイキングコースの地図(英語)などを入手することができます。標識に従って左に進みます。しばらく進むとベンチがあり、道が左右に分かれます。今回紹介するコースは、一周してスタート地点に戻ってくるループトレイルです。ここでは、左のカネアロレ・トレイルから始める時計回りの道順で紹介します(右はマウナラハ・トレイル)。 2へ続く...

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ホンセイインコ

ホンセイインコは、アフリカ中部、アフリカ北東部、インド、ネパール、ミャンマー、スリランカなどに分布するインコです。ハワイでは、飼われていたものが逃げ出して野生化し、特にオアフ島とカウアイ島に多く生息しています。マウイ島とハワイ島でも少数確認されています。日本でもハワイと同じようにかご抜けしたものが東京などで野生化しています。 全長約41cm。体は黄緑色。青緑色の長い尾と、よく目立つ赤い嘴が特徴です。雄には嘴から後頸にかけて黒い輪があります。未成鳥の嘴は黒色です。ハワイではトウモロコシ、ライチ、パパイヤなどの農作物を食べる害鳥とされています。民家の庭に植えられているピーマンをも食べるそうです。他のインコ類と同じように、木の空洞部に巣を作ります。夜はロイヤル・パーム(ダイオウヤシ)をねぐらにするのを好みます。 カウアイ島ではコロアからハナペペの間や、リフエなどで見られます。オアフ島ではカピオラニ公園、ハワイ大学マノア校、フォスター植物園、カピオラニ・コミュニティ・カレッジ、カイムキなどの住宅地で「ギーギー」と鳴きながら数羽の群れで飛んでいる姿や、アイアンウッドやマンゴーの木などに数羽で止まっている姿が見られます。 日本語名:ホンセイインコ(本青鸚哥) ハワイ語名:― 英語名:Rose-ringed Parakeet 学名:Psittacula krameri 分類:オウム科(Psittacidae) その他:外来種(alien) ——————————————————————— 「画像2」 「画像3」カピオラニ公園...

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メキシコマシコ

メキシコマシコは、ハワイで多く見られる鳥の一つです。ハワイには1869年に北アメリカから移入されました。主要6島の海岸近くから高山性の森林にいたるまで広く生息します。民家の庭、公園、農地などの開発された土地にもっとも多く、林や山中でも見られます。在来植物の森にも生息していて、例えばマウナ・ケア(ハワイ島)のマーマネとナイオの森にも多数見られます。 全長約14cm。雌雄異色。雄は上面が茶色、腹が灰色がかった茶色で、額から胸が赤みを帯びています。ハワイのメキシコマシコの雄にはオレンジ色や黄色の個体もいます。雌には赤みがありません。雌雄ともに濃い縞模様があります。嘴は灰色、足は濃い灰色です。雌はイエスズメに似ていますが、メキシコマシコの下面には縞模様があるので見分けられます。 草の種子、果実、虫などを食べます。餌台にもたくさん集まります。熟れたパパイヤの実を好んで食べるため、パパイヤバード(Papayabird)とも呼ばれます。ハワイ語名のマヌアイミーカナ(Manu-‘ai-mikana)は、「パパイヤを食べる鳥」という意味です。ハワイではLinnetと呼ばれることもありますが、実際にはメキシコマシコとLinnet(Carduelis cannabina)は別種です。繁殖期は2月から8月です。 日本語名:メキシコマシコ ハワイ語名:Manu-‘ai-mikana 英語名:House Finch 学名:Acridotheres tristis 分類:アトリ科(Fringillidae) その他:外来種(alien)  ...

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コアエ・ウラ(アカオネッタイチョウ)

コアエ・ウラは、長く伸びた赤い尾羽が印象的な海鳥です。ハワイの主要な島々のウインド・ワード(貿易風の風上)側の海岸などで見られます。日本でも硫黄島と南鳥島で繁殖します。赤い尾羽と嘴と白い体が、海の青色によく映える美しい鳥です。 全長約91~107cm(尾羽を含む)。翼開長約112m。体は白色で、目の前後は黒色。中央尾羽2枚は長い赤色ですが、遠くからはなかなか確認できません。嘴は生まれたときは黒色で、成長するにしたがって黄色になり、さらに赤色になります。足は淡い色で、足指は黒色。幼鳥は上面に濃い黒色の横斑があります。「ガァー」と大きく叫ぶように鳴きます。 海上を軽快に飛び、魚やイカを捕るために海中にダイブします。かなり高い位置からまっさかさまに飛び込み、3mほど潜ることができます。足が後ろの方にあるため、陸上では不器用で、なかなかうまく立ったり歩いたりできません。繁殖期は3月から10月で、その期間の成鳥は、お互いに繰り返し円を描くようにぐるぐると周る求愛飛翔が見られます。ハワイ語名のコアエは、ネッタイチョウを一般的に指します。ウラは赤色という意味です。尾羽が白いシラオネッタイチョウは、コアエ・ケアといいます。ケアは白色という意味です。 日本語名:アカオネッタイチョウ(赤尾熱帯鳥) ハワイ語名:Koa’e ‘ula 英語名:Red-tailed Tropicbird 学名:Phaethon rubricauda 分類:ネッタイチョウ科(Phaethontidae) ハワイ在来種(indigenous)...

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ウーリリ(メリケンキアシシギ)

ウーリリは、ハワイでよく見られる渡り鳥の一つです。8月までに繁殖地であるアラスカやカナダからハワイに渡ってきて越冬し、4月下旬から5月上旬に再び繁殖地へ渡ります。ハワイで夏を越す個体もいます。ハワイでは砂浜、沼地、岩の多い海岸や河川などで見られます。コーレア(ムナグロ)と違って、草地で見られることはあまりありません。 全長約28cm。冬羽は上面が濃い灰色で下面が淡い灰色。夏羽は下面に縞模様があります。濃い過眼線と明るい眉班があり、嘴は細くて長い黒色、足は黄色です。飛翔時に翼や尾に模様はありません。一羽でいることが多い鳥ですが、たまにペアか小さい群れでいることもあります。長い嘴で泥の中や岩の下を活発に探り、軟体動物や無脊椎動物を捕ります。澄んだ声で「トゥーリッリッリッ」と繰り返して鳴きます。ハワイ語名はこの鳴き声が由来のようです。 ハワイアンのスタンダード・ナンバーに『ウリリ・エ(’Ulili E)』という曲があります。この軽快な曲は、穏やかなビーチを走るウーリリとその美しい鳴き声を歌ったものです。没後も高い人気があるイズラエル・カマカヴィヴォオレ(Israel Kamakawiwo’ole、通称「IZ」)も歌っているので、聴いたことがある人も多いと思います。また、ウーリリと呼ばれる、竹で作られた古代ハワイの笛がありますが、この笛の名も本種の鳴き声に由来しているといわれています。 日本語名:メリケンキアシシギ ハワイ語名:’Ulili 英語名:Wandering Tattler 学名:Tringa incana 分類:シギ科(Scolopacidae) その他:渡り鳥(visitor)  ...

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フナカイ(ミユビシギ)

フナカイは、ハワイでよく見られる渡り鳥の一つです。8月までに北極圏からハワイに渡ってきて越冬し、4月に再び繁殖地である北極圏へ渡ります。日本にも旅鳥として渡ってきます。湿地や砂浜で一羽、もしくは小さな群れでいることが多く、コーレア(ムナグロ)やアケケケ(キョウジョシギ)などの他の渡り鳥たちと一緒にいるのも珍しくありません。大雨の後には浸水した牧草地でも見られることがあります。   全長約20cm。雌雄同色。冬羽の上面は明るい灰色、下面は白。夏羽は頭、胸、背が赤みを帯びた茶色になります。嘴は細くて黒色。足も黒色。ミユビシギという日本語名の通り、趾(あしゆび)は3本です。遠くから見るとほぼ真っ白な鳥に見えます。「クイーッ」と鋭く鳴きます。 砂地や浅い水辺で、砂に隠れている無脊椎動物を活発に捕ります。特に波が引くときに獲物を探す習性があり、波打ち際を行ったり来たりしている姿が見られます。ハワイ語名のフナカイは、「海の泡」という意味ですが、この白い鳥が波に合わせて動き続ける姿からつけられた名前に違いありません。 日本語名:ミユビシギ(三趾鷸) ハワイ語名:Hunakai 英語名:Sanderling 学名:Calidris alba 分類:シギ科(Scolopacidae) 渡り鳥(visitor)    ...

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ピタヤ(ドラゴンフルーツ)

ピタヤは、中央アメリカ原産のサボテンです。現在は、花と果実のために世界各地の熱帯地方で広く栽培されています。ハワイには1830年頃にオアフ島に持ち込まれたのが最初とされていて、今日では主要な島々すべてで植えられています。ハワイ在住日本人の間では、ゲッカビジン(月下美人)と呼ばれることがよくありますが、本種とゲッカビジンは別種です。 茎は幅が2~3cmの薄い羽が3つ合わさったような形をしていて、縁は円状に波打っています。壁や木を這うように伸びていきます。花は長さ25~30cm、直径15~25cm。花は夜行性で、夏から秋にかけて数回だけ、夕方に開花して翌朝まで咲いています。果実は赤く楕円形で、長さ5~12.5cm、直径4~9cm。ハワイでは果実をつけることはあまりないようです。 ハワイでは、オバマ大統領の出身校であるプナホウ・スクール(ホノルル市)の、数百メートルにわたる長い垣根に植えられているピタヤが特に有名です。ハワイ語名のpanini-o-Ka-puna-houは、「プナホウ・スクールのサボテン」という意味です。プナホウ・スクールは以前はKa-puna-houと呼ばれていました。 日本語名:ピタヤ(ドラゴンフルーツ) ハワイ語名:panini-o-Ka-puna-hou, papipi pua 英語名:night-blooming cereus 学名:Hylocereus undatus 分類:サボテン科(Cactaceae)ヒロケレウス属(Hylocereus) その他:外来種(alien)  ...

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アケケケ(キョウジョシギ)

アケケケ(キョウジョシギ)は、ハワイの代表的な渡り鳥の一つです。日本にも渡ってきます。8月に北極圏からハワイに渡ってきて越冬し、4月~5月に再び繁殖地である北極圏へ渡ります。わずかながらハワイで夏を越す個体もいます。小石の散らばった海岸や泥地などで、ペアか、数羽の小さい群でいることが多く、他の海辺の鳥と一緒にいることもよくあります。 全長約23cm。冬羽の上面は茶色、下面は白色で、頭と胸に黒い模様があります。嘴は黒色、足はオレンジ色です。繁殖期には茶色がより赤みを帯び、黒い模様がさらに濃くなります。飛翔時には翼、背中、尾の白黒模様がとても特徴的です。「ケケケケ」という鳴き声が、ハワイ語の名前の由来かと思われます。 飛ぶときは素早く、飛翔時は群全体で同じ動きをします。ハワイに渡って来て間もない8月末から9月にかけては250羽以上の群が見られることもあるそうです。嘴で小石をひっくり返して虫や甲殻類を探します。そのために首の筋肉が発達していて、全体的にがっちりとした印象があります。他の海鳥の卵を割って食べることもあります。   日本語名:キョウジョシギ(京女鷸) ハワイ語名:’Akekeke 英語名:Ruddy Turnstone 学名:Arenaria interpres 分類:シギ科(Scolopacidae) その他:渡り鳥(visitor)  ...