キイロハギ

キイロハギ

子供の絵本を見ていたら、黄色い熱帯魚が出てきました。ハワイではお馴染みのこの黄色い魚は、もちろんワイキキ水族館にもよく展示されています。また、映画「ファインディング・ニモ」にもニモが捕えられた歯医者さんの水槽の仲間(役名:バブルス)として登場しています。今までにも「ファインディング・ニモ」にでてくる魚について何度かお話しさせて頂いた事がありましたが、今回はこの黄色い熱帯魚、キイロハギについてお話しさせて頂きます。

 

ワイキキ水族館のキイロハギ

ワイキキ水族館のキイロハギ

キイロハギはスズキ目ニザダイ科に属する魚で、ハワイを含む太平洋、インド洋、日本にも生息しています。成長すると体長は20㎝ほどになります。野生のキイロハギは小さな海藻類を主食としていますが、ウミガメの甲羅に生えた海藻を掃除する姿もよく見られます。また、八景島シーパラダイスではキイロハギにレタスを与えているそうです。

 

 

 

エプソン品川アクアスタジアムのキイロハギ

エプソン品川アクアスタジアムのキイロハギ

キイロハギはその名の通り、全身が鮮やかな黄色をしています(英語名はYellow tang)。色がきれいな魚なので、日本の水族館などでもよく見られますし、飼育用としても人気があります。ちなみに、全世界の飼育用のキイロハギの70%は、ハワイで捕獲されたものと言われています。よく見るお馴染みの魚とはいえ、そんなに捕られて大丈夫かな、とちょっと心配になりました。