レインボーシャワーとシリアカヒヨドリ

レインボーシャワーとシリアカヒヨドリ

シャワーツリーは、マメ科の高木で、ハワイでは街路樹として広く植えられており、春から秋にかけて綺麗な花を咲かせます。シャワーツリーが属するナンバンサイカチ属は、約30種からなり、熱帯地域に広く分布します。

 

 

 

ハワイ大学マノアキャンパスのレインボーシャワー並木

ハワイ大学マノアキャンパスのレインボーシャワー並木

ハワイで一般的にシャワーツリーと呼ばれる木には、ゴールデンシャワー(C. fistula)、ピンクアンドホワイトシャワー(C. javania)、ピンクシャワー(C. grandis)、レインボーシャワー(Cassia x nealiae)の4種類があります。どれも人為的に植えられていて、野性化はしていません。

 

 

ゴールデンシャワー

ゴールデンシャワー

ゴールデンシャワーは、インド原産のシャワーツリーです。1880年以前にハワイに移入され、街路樹として広く植えられました。高さは約10mになります。夏にブドウの実のように吊り下がった黄色い花が咲きます。さやは長さ30~60cmで、たくさんの種子が入っています。近年は、ゴールデンシャワーのさやが邪魔だということで、さやをほとんどつけないレインボーシャワーに植え替えられる傾向にあるそうです。葉は複葉。小葉は先の尖った卵形で、レインボーシャワーの小葉より明るい緑色で長いのが特徴です。