ショウジョウコウカンチョウ

ショウジョウコウカンチョウ(雄)

ショウジョウコウカンチョウ(雄)

ショウジョウコウカンチョウは、アメリカ本土が原産の鳥です。ハワイには1929年にアメリカ東部より移入されました。現在はハワイの主要な島々すべてに生息します。標高の低い林などにいるほか、町中でも見られます。餌台にも集まります。

ショウジョウコウカンチョウ(雄)

ショウジョウコウカンチョウ(雄)

全長約22cm、雌雄異色。雌雄とも冠羽があります。雄は体が朱色で、嘴の周りが黒色です。雌は体が茶色で羽、尾、冠羽が赤みを帯びています。雄は澄んだ声で大きくさえずります。朝や夕方に、電線などに止まってさえずる雄の姿が、ホノルルの住宅地でも見られます。地鳴きは、音程の高い「チッ、チッ」です。

ショウジョウコウカンチョウ(雌)

ショウジョウコウカンチョウ(雌)

アメリカ本土の多くの人々とっては見慣れた鳥なので、本土からの観光客がハワイにショウジョウコウカンチョウがいることに驚くことも多いようです。メジャー・リーグ・ベースボール(MLB)のセントルイス・カージナルスや、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のアリゾナ・カージナルスのチーム名にある「カージナル」は、ショウジョウコウカンチョウのことです。それぞれのチームのロゴデザインにも、ショウジョウコウカンチョウが使われています。

日本語名:ショウジョウコウカンチョウ(猩々紅冠鳥)
ハワイ語名:―
英語名:Northern Cardinal
学名:Cardinalis cardinalis
分類:ショウジョウコウカンチョウ科(Cardinalidae)
その他:外来種(alien)