ワイキキ水族館のモイの水槽

ワイキキ水族館のモイの水槽

ワイキキ水族館の屋外に、丸い水槽があります。数年前まではここでマヒマヒ(シイラ)が回遊していたのですが、現在はモイという魚が展示されています。モイはたまにスーパーの魚売り場で売られていますし、和食レストランで焼き魚としてメニューに載っていることもあり、美味しい魚として知られています。今回はこの、モイのお話をさせていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

モイ

モイ

モイ(Moi)というのはハワイ語で、英語名は”Six-fingered threadfin”(直訳すると6本の指上の細長いヒレ)、日本名は「セイヨウアゴナシ」といい、スズキ目ツバメコノシロ科に属しています。日本名に「アゴナシ」と付いているように、下顎が短いのが特徴です。また、英語名のように、胸鰭から6本の長い糸状の物が出ています。尾鰭は上下二股に分かれています。銀色の体で、成長すると約45cmになります。昔のハワイではモイはとても珍重された魚で、養魚池(フィッシュポンド)で養殖され、王族しか食べることができませんでした。最近はまたフィッシュポンドで養殖されているようで、現在は誰でも食べることができます。

(画像3) モイ

(画像3) モイ

ところで、数年前の話ですが、ワイキキ水族館のモイが一晩で15匹も盗まれたことがありました。美味しい魚なので、盗んでまでも食べたかったのでしょうか?しかし、一匹何十万もするわけではないし、色々な意味で普通に買ったほうが安かったんじゃないかな、と思いました。