ミズクラゲ
私が子供の頃は、クラゲを展示している水族館なんて無かった気がしますが、最近はクラゲを展示をする水族館が増えてきていますよね。我が家の長女を初めてワイキキ水族館に連れて行った時、ミズクラゲの水槽にしがみつく様にして見入っていたのを思い出します。ミズクラゲといえば、子供の頃に海水浴に行くと、よく大発生していたことを思い出します。今回は、このミズクラゲのお話をさせて頂きたいと思います。
ワイキキ水族館のミズクラゲ
以前「クラゲの話」の中でもお話しましたが、クラゲはサンゴと同じ刺胞動物門に属する動物で、その中でもミズクラゲは鉢虫綱旗口クラゲ目ミズクラゲ科に属しています。このクラゲは日本沿岸で最もよく見られるクラゲで、世界中の海に広く分布しています。そのまん丸な形から、英語ではmoon jellyと呼ばれています。体長は生体で15?30cmで、よく見ると傘の周りに細くて短い触手がたくさん付いています。傘の下側の中央に口があり、その周りから4本の口腕と呼ばれる腕が出ています。
サンシャイン水族館のミズクラゲ
刺胞動物は皆、刺胞という毒を持つ期間を持っているので、もちろんミズクラゲにも刺胞はあります。ミズクラゲの刺胞は傘の周りの短い触手にあって、ここで餌の小さなプランクトンを捕まえます。しかし、この刺胞は小さなプランクトンを捕まえるのに十分な強さしかなく、人間が刺されたとしてもほとんど痛みは感じません。私が子供の頃も、海水浴場でミズクラゲが大発生していても構わずに遊んでいました。まあ、ちょっと気持ちは悪かったですが・・・。