ゴールドツリー

ゴールドツリー

ゴールドツリーは、中央アメリカと南アメリカが原産の高木です。ハワイではフォスター植物園(Foster Botanical Garden)に最初に植えられました。花が咲いているときには、葉がほとんどなく、木全体が黄金色に輝いているようで、遠くからでもたいへん目立ちます。

ゴールドツリー

ゴールドツリー

リーフエ(カウアイ島)、ホノルル(オアフ島)、ラハイナ(マウイ島)などの、晴れ空が多いリーワード(leeward、貿易風の風下側)で特に多く植えられています。幹は真っ直ぐ伸び、枝は地面から高い位置で生えるため、多くの場合、花を下から見上げることになります。そのため、リーワードの澄んだ青空と黄色い花とのコントラストが特に印象的です。

ゴールドツリー

ゴールドツリー

樹高は大きなもので約25mになります。樹皮は明るい灰色です。葉は複葉で、最長約25cmの小葉が5~7枚、掌状に広がります。花はラッパのような形で、明るい黄色です。花期は2~6月で、葉がでるまで数週間咲き続けます。果実は、マメ科のさやのような細長い蒴果です。

同じノウゼンカズラ科のシルバートランペットツリーとよく似ており、混同されることがあります。シルバートランペットツリーの花は長さが5~7cmなのに対して、ゴールドツリーの花はやや小型で、長さは約4cmです。また、シルバートランペットツリーは樹皮の色が濃く、葉は銀色味を帯びています。

日本語名:―
ハワイ語名:―
英語名:gold tree、primavera
学名:Tabebuia donnell-smithii (Roseodendron donnell-smithii)
ノウゼンカズラ科(Bignoniaceae)
外来種(alien)