サンシャイン国際水族館のマンボウ

サンシャイン国際水族館のマンボウ

前々回、前回と、この夏日本の水族館で出会った大型の魚のお話をさせて頂きましたが、池袋サンシャイン国際水族館ではもう一種、私の大好きな大きな魚に出会う事ができました。それはマンボウ。今回は、このマンボウのお話をさせて頂きます。

マンボウのヒレ

マンボウのヒレ

マンボウはフグ目マンボウ科に属する魚です。英語名はSunfish、科学名はMola molaといい、テストの時に非常に覚えやすかったです。皆さんご存知の通り、体は縦に平たく丸型で、大きくなると体長は3m、体重は2トン以上にもなります。体の上下に突き出ているのは背びれと尻びれで、体の後ろにあるのは実は尾びれではなく、「舵びれ」と呼ばれる背びれと尻びれが変形したものです。舵びれはその名の通り、泳ぐ時に舵を取っています。尾びれの他に腹びれもなく、面白い形態の魚です。かわいい(?)おちょぼ口は、フグの仲間ならでは。

マンボウはよく海面近くを漂っている姿が見られるので、のんびり海流に身を任せて生きていると思われがちですが、実は結構深海まで潜ったりします。また、マンボウは泳ぎがあまり上手ではなく水槽にぶつかって弱ってしまうため、水族館での飼育は一般的に難しいと言われています。水族館のマンボウの水槽にビニールの膜などが張られているのはそのためです。水族館でマンボウに出会えるのは、私にとってとても嬉しい事なのです。