オナガカエデチョウは、アフリカ原産の小型の鳥です。
今日ではアフリカ以外の多くの地域に移入されて定着しています。

2380-1-20120413101420ハワイでは、1970年代後半にオアフ島で最初に確認されましたが、はっきりとした移入の時期はわかっていません。現在オアフ島にはたくさんすんでおり、山間の森林地帯にも分布を広げています。
オアフ島以外にも、ハワイ島のカイルア・コナ、カウアイ島のポイプ、マウイ島中央部の平原などで個体数を増やしています。

全長10cm、雌雄ほぼ同色。
ハワイで最も小型の鳥のひとつです。
体は黒い細い縞が全体に入った、灰色を帯びた淡い茶色です。
尾は黒色、目の周りと嘴は赤色です。
野原や沼沢地などを大きな群を作って移動します。
地面もしくは草の上で草の種子などを食べます。
小さな茂みにドーム型の巣を作ります。

2385-1-20120413101438ワイキキ近辺でも、カピオラニ公園やダイヤモンド・ヘッドなどでたくさんみることができます。
カピオラニ公園内にあるホノルル動物園のアフリカン・サバンナのセクションは、アフリカが原産のこの小鳥を観察するには最適の場所と言えるでしょう。

日本語名:オナガカエデチョウ
英語名:common waxbill
学名:Estrilda astrild
分類:カエデチョウ科カエデチョウ属
その他:外来種