アニアニアウは、ハワイミツスイの仲間ではもっとも小型の種です。
ハワイ諸島の中でもカウアイ島のみに生息する鳥です。
コケエ州立公園のピヘアトレイルなどで見ることができます。
しかしながら2012年の時点では、数年前と比べても、アニアニアウを見れる機会は少なくなってきたような印象があります。
カウアイ島の標高900m以上の在来植物の森に生息します。
以前はカウアイ島のほとんどの森に広く分布していましたが、1900年代初期までには、標高の低い森ではあまり見られなくなりました。
全長10cm。雌の方が雄よりやや小型です。
雌雄異色で、雄はテニスボールのような明るい黄色で、雌と若鳥はやや鈍い黄色です。嘴は茶色っぽい色で、下嘴の根元部分は明るいグレーです。
嘴はほんの少し下にカーブしています。
虫、花の蜜、果実を探して枝から枝へ素早く飛び回ります。
一定のコースを回遊する場合が多く、同じ鳥が同じ木の同じ花に再びやってきます。
野生のアニアニアウの寿命はわかっていませんが、飼育のもとでは最長9年半生きたという記録があるそうです。
ハワイ語名:’Anianiau
学名:Hemignathus parvus
分類:アトリ科(Fringillidae)ハワイミツスイ亜科(Drepanidinae)
その他:カウアイ島固有種
こんにちは、Hayaです。ご存知の通り、ハワイの大きな魅力の一つは、海山ともに恵まれた大自然です。ワイキキの街中からすぐ近くのビーチでもハワイアン・モンク・シールがお昼寝していますし、車でわずか30分も山側へゆけば、そこはハワイ固有のミツスイたちの生息地だったりします。そんなハワイのかけがえのない自然を題材にして書いていこうと思います。ときにはフラのイラストも交えつつ、ハワイの伝説や神々にもスポットを当てたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。