ワイキキ水族館のタコ

ワイキキ水族館のタコ

この前ワイキキのとあるビーチで海藻を取っていると、海藻にまぎれて動く物体を発見。よく見ると、それはタコでした。海の中でタコを発見したのは初めてだったので、追いかけてじっくりと観察してしまいました。ハワイでもタコはポキなどで食用としてもお馴染みで、ハワイの人には日本語で「タコ」と言っても通じます。そこで今回は、このタコについてお話したいと思います。

水槽に張り付くタコ

水槽に張り付くタコ

タコは前回お話ししたオウムガイと同じ、頭足類の軟体動物の仲間です。無脊椎動物の中でも最も高度な知能を持つと言われていて、視力が発達し、色や形を識別することができます。また、カメレオンのように、自分の周りの色に合わせて体の色を変えることができます。そのため、たまに水族館でも周りと同化していてすぐに見付けられない事があります。私が海の中で見つけた時も、見事に周りの海藻に溶け込んでいました。タコの頭に見える部分は実は胴体で、頭はその胴体の下部、8本の腕の付け根部分にあります。これはイカも同様で、つまりは頭から足が生えているということですね。そのためタコやイカは「頭足類」と呼ばれているのです。

Octopus 3.5-3タコやイカは敵から逃げる際に黒いスミを吐きますよね。私はたまに無性にイカスミのパスタが食べたくなります。が、噂によるとどうやらタコのスミの方がおいしいらしいのです。しかし、タコのスミはイカスミよりも加工がしにくく料理には向いていないのだとか。どうりでタコスミのパスタがない訳ですね。