昨日、家で海の生き物の写真を見ていたら、横で一緒に見ていた旦那がとある生き物の写真のところですごく驚いていました。「何、このでっかいアザラシ!」しかしよく見ると、それはセイウチの写真でした。どうやらセイウチという生き物の事は全く知らなかったそうです。まあ、ハワイには水族館にもいないので、しょうがないと言えばしょうがないのですが・・・。そこで今回は、このセイウチのお話をさせて頂きたいと思います。
セイウチといえば、やはりその巨体が特徴ですが、体長は3mほど、体重は重たいもので1トン以上にもなるそうです。地上では1トンの体を前ヒレだけ使って動くわけですから、それは見た目にも大変そうなわけですね。北極海沿岸に生息しているので、体が厚い皮下脂肪でおおわれています。しかし体表には毛が生えておらず、皮膚はごつごつしています。
セイウチのもう一つの特徴は大きな牙ですね。この牙は上あごの犬歯が大きくなったものですが、雄雌両方に生えます。オスのほうが牙は長くなるようで、1mくらいになることも。オスは勢力争い(セイウチはハーレムを作ります)にこの牙を使いますが、その他にも牙を使って水中から陸上に上がったり、エサを探すのに海底を掘ったりと、この牙は実に多機能なのです。口の周りには牙のほかにもたくさんのヒゲが生えています。このヒゲは海底でエサを探すのに役立ちます。その巨体と長い牙にミスマッチなつぶらな目とモジャモジャのヒゲにとても魅力を感じるのでした。