アケケケ(キョウジョシギ)は、ハワイの代表的な渡り鳥の一つです。日本にも渡ってきます。8月に北極圏からハワイに渡ってきて越冬し、4月~5月に再び繁殖地である北極圏へ渡ります。わずかながらハワイで夏を越す個体もいます。小石の散らばった海岸や泥地などで、ペアか、数羽の小さい群でいることが多く、他の海辺の鳥と一緒にいることもよくあります。
全長約23cm。冬羽の上面は茶色、下面は白色で、頭と胸に黒い模様があります。嘴は黒色、足はオレンジ色です。繁殖期には茶色がより赤みを帯び、黒い模様がさらに濃くなります。飛翔時には翼、背中、尾の白黒模様がとても特徴的です。「ケケケケ」という鳴き声が、ハワイ語の名前の由来かと思われます。
飛ぶときは素早く、飛翔時は群全体で同じ動きをします。ハワイに渡って来て間もない8月末から9月にかけては250羽以上の群が見られることもあるそうです。嘴で小石をひっくり返して虫や甲殻類を探します。そのために首の筋肉が発達していて、全体的にがっちりとした印象があります。他の海鳥の卵を割って食べることもあります。
日本語名:キョウジョシギ(京女鷸)
ハワイ語名:’Akekeke
英語名:Ruddy Turnstone
学名:Arenaria interpres
分類:シギ科(Scolopacidae)
その他:渡り鳥(visitor)