アマキヒは、ハワイミツスイ類のなかでは、比較的に森の中で出会えることが多い鳥です。オアフ島の種(オアフ・アマキヒ)、カウアイ島の種(カウアイ・アマキヒ)、ハワイ島/モロカイ島/ラナイ島/マウイ島の種の3種に分類され、さらにハワイ島/モロカイ島/ラナイ島/マウイ島の種は、ハワイ島の種(ハワイ・アマキヒ)と、カホオラヴェ島を除いたマウイ・ヌイ(モロカイ島/ラナイ島/マウイ島)の種(マウイ・アマキヒ)の2つの亜種に分けられます。
標高600m以上の在来植物の森にもっとも多く生息していますが、特にオアフ島とハワイ島では、それより標高が低い外来植物の森でも見られます。花蜜、果実、虫を探して木々を飛び回ります。繁殖は冬に始まりますが、年によって長さは異なります。
全長11cm。雌雄異色。雄は上面が黄色がかった緑色で下面は黄色です。幼鳥と雌は、雄にくらべるとややくすんだ色をしています。カーブしたグレーの嘴と暗い目元は、雄のほうが顕著にみられます。さえずりは、途切れのないトレモロ(同音もしくは近い音程の音を小刻みに連続するさえずり)です。地鳴きはバラエティに富んでいますが、「チュイー」と音程が上がるスラーや、きしるような「チィー」などがあります。