プウ・ラアウ・ロード(1)の続きです。序盤以降は、主にマーマネとナイオからなる、乾燥した森の中を歩きます。一帯にはハワイ・アマキヒ、ハワイ・エレパイオ、プエオなどの野鳥が生息しています。プウ・ラアウ・ロードのような、マウナ・ケアの乾燥した森にすむハワイ・エレパイオは、他の地域のハワイ・エレパイオに比べて頭部が白いのが特徴です。
プウ・ラアウ・ロードは、パリラ(キムネハワイマシコ)という、今日ではハワイ島のマウナ・ケアにのみに生息する、大変希少なハワイミツスイの生息地でもあります。パリラを絶滅させないために様々な保護対策がとられてきましたが、残念ながらパリラの生息数は毎年減り続けていて、国際自然保護連合のレッドリストでは2009年より『絶滅寸前(CR)』に指定されています。
標高約2,300mまで登ると、このハイキングの折り返し地点である古い山小屋があります。山小屋は、1950年代にハンターのために立てられたものです。山小屋の近くにはユーカリの林があります。帰りは、来た道を下ります。下り道では、ノース・コハラ・コースト、マウイ島、マウナ・ロアなどの景色が眼下に広がります。
写真:(上から)
マーマネとナイオの森
プウ・ラアウ・ロードのハワイ・エレパイオ
パリラ(キムネハワイマシコ)
パリラ(キムネハワイマシコ)
場所:マウナ・ケア(ハワイ島)
コース:往復
往復距離:13.5km
高低差:540m
こんにちは、Hayaです。ご存知の通り、ハワイの大きな魅力の一つは、海山ともに恵まれた大自然です。ワイキキの街中からすぐ近くのビーチでもハワイアン・モンク・シールがお昼寝していますし、車でわずか30分も山側へゆけば、そこはハワイ固有のミツスイたちの生息地だったりします。そんなハワイのかけがえのない自然を題材にして書いていこうと思います。ときにはフラのイラストも交えつつ、ハワイの伝説や神々にもスポットを当てたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。