アマキヒ(1)の続きです。

カウアイ・アマキヒ

カウアイ・アマキヒ

カウアイ・アマキヒは、アマキヒの中ではもっとも体が大きく、もっとも長くて太い嘴を持ちます。木の樹皮の内側にいる虫、花蜜、さらにはジャワプラムの実や、バナナポカやリリコイの花などで食事をしている姿も目撃されています。コケエ州立公園内のトレイルで見ることができます。

オアフ・アマキヒ

オアフ・アマキヒ

オアフ・アマキヒは、ハワイ・アマキヒに似ていますが、オアフ・アマキヒのほうが嘴がやや太く、さえずりがゆっくりしています。一部の雄には黄色い眉斑があり、胸部がさらに黄色です。鳥マラリアへの抵抗力を持っており、蚊がいる標高の低い外来植物に覆われた森林でも見られます。近年はマノアなど住宅地付近でも数を増やしています。

ハワイ・アマキヒ

ハワイ・アマキヒ

ハワイ・アマキヒは、アマキヒの中でもっとも明るい色です。オアフ・アマキヒと同じように、ハワイ・アマキヒも鳥マラリアへの抵抗力を持っています。ハワイ火山国立公園などで見ることができます。ハワイ・アマキヒの亜種であるマウイ・アマキヒは、ハワイ・アマキヒとほぼ同じ形体をしています。マウイ島にはまだ数多く生息しています。モロカイ島ではわずかながら生息しています。ラナイ島には現在はもう生息していません。

おわり

日本語名:ハワイミツスイ
ハワイ語名:’Amakihi
学名:Hemignathus kauaiensis(カウアイ・アマキヒ)、Hemignathus flavus(オアフ・アマキヒ)、Hemignathus virens virens(ハワイ・アマキヒ)、Hemignathus virens wilsoni(マウイ・アマキヒ)
分類:アトリ科(Fringillidae)ハワイミツスイ亜科(Drepanidinae)
その他:ハワイ固有種(endemic)