リリコイ(実)

バナナパッションフルーツ

リリコイ(花)

リリコイは、南米原産のつる植物です。
パッションフルーツの名でも知られています。
ハワイには、1881年にオーストラリア経由で持ち込まれたそうです。
トケイソウ属にはたくさんの種がありますが、ハワイには少なくとも12種の移入が確認されています。
カウアイ島、マウイ島、ハワイ島などでみられるバナナパッションフルーツ(banana poka)も同じ仲間です。
いずれも巻きひげを伸ばして他の木に巻き付きます。

 

パッションフルーツが最初に植えられた場所がマウイ島のリリコイ地区だったので、それからリリコイという呼び名が広まったそうです。
リリコイのいくつかの種の果実は美味で食用になり、リリコイバターやリリコイジュースなどは人気があります。
しかし、ハワイ在来の生態系を脅かす有害植物になっている種もいくつかあります。
 
 
パッションフルーツは、スペイン人が南米を征服したときにヨーロッパ人に知られることになりました。
スペイン人は、この植物の独特な花の形から、イエス・キリストの十字架、いばらの冠、5つの傷などを連想して、「イエスの受難(The Passion)の果実」という名をつけたと言われています。
パッションというと、情熱や熱愛などの意味がある passion を連想しますが、実はこちらのパッションとは無関係なのです。

 

日本語名:クダモノトケイソウ
ハワイ語名:liliko’i
学名:Passiflora .spp
分類:トケイソウ科トケイソウ属
その他:外来種


こんにちは、Hayaです。ご存知の通り、ハワイの大きな魅力の一つは、海山ともに恵まれた大自然です。ワイキキの街中からすぐ近くのビーチでもハワイアン・モンク・シールがお昼寝していますし、車でわずか30分も山側へゆけば、そこはハワイ固有のミツスイたちの生息地だったりします。そんなハワイのかけがえのない自然を題材にして書いていこうと思います。ときにはフラのイラストも交えつつ、ハワイの伝説や神々にもスポットを当てたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。