すみだ水族館のメガネモチノウオ

すみだ水族館のメガネモチノウオ

前回はサンシャイン国祭水族館で出会ったピラルクのお話をさせて頂きましたが、今回の日本滞在ではもう一つ水族館を訪れる事ができました。それは東京スカイツリーに隣接する「すみだ水族館」です。新しい水族館はタダでさえ奇麗でワクワクするのですが、飼育の裏側を垣間見る事ができるラボがあったりと、なかなか見応えのある水族館でした。今回は、このすみだ水族館で出会ったメガネモチノウオのお話です。

薄くなった目の線

薄くなった目の線

メガネモチノウオはスズキ目ベラ科の大型の魚です。多くの方々には「ナポレオンフィッシュ」という別名の方がピンと来るかもしれません。その昔、佐野元春さんの曲で「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」という曲がありましたが、年齢がバレますね。ナポレオンフィッシュというとかっこいいですが、初めて日本名がメガネモチノウオだと知った時はその大きな体になんだか似つかず、拍子抜けしました。この名前は、口元から目を通って目の後ろの方まで線が通っていて、眼鏡をかけているように見える事から付けられました。オスはこの線は成長に連れ薄くなっていきます。

メガネモチノウオの顔

メガネモチノウオの顔

オスは2m近くになる事もあり、体の色が来褐色から青緑色ときれいな事から、ダイバーにも人気の魚です。日本でも鹿児島や沖縄の南西諸島沿岸に生息しています。しかし最近では絶滅危惧種にも指定され、個体数が激減しています。いつまでもその優雅な姿が見られるといいですね。