ミヤマハッカン(雄)

ミヤマハッカン(雄)

ミヤマハッカンは、ニワトリくらいの大きさのキジです。パキスタン北部、ネパール、ブータン、アッサム、ミャンマー、タイ、中国南部に分布します。ハワイには1962年にハワイ島のプウ・ワア・ワア(Pu’u Wa’a Wa’a)に移入されました。それから10年ほど経った後に急激に数を増やし、今ではハワイ島の標高300m~2,300mの湿潤な森に広く生息しています。

ミヤマハッカン(雌)

ミヤマハッカン(雌)

全長73cm、雌雄異色。雄の成鳥は光沢のある濃い青色で、胸は灰色です。雌はやや小型で、茶色の斑模様があります。雌雄とも目の周りは赤い皮膚が裸出しています。冠羽があり、尾は長くカーブしています。

ミヤマハッカン(雄)

ミヤマハッカン(雄)

森の中では警戒心が強い鳥ですが、特に早朝と夕方には道路沿いや開けた場所に出てきて、餌である種子や昆虫などを探しながら歩き回る姿がよく見られます。ハワイ火山国立公園内のキープカプアウル(Kīpukapuaulu、別名:バードパーク)などでは人に慣れていて、間近で見ることができます。英語名であるKalij PheasantのKalijは、インド北部での本種の呼び名です。Pheasantはキジ科の鳥の総称です。

日本語名:ミヤマハッカン
ハワイ語名:―
英語名:Kalij Pheasant
学名:Lophura leucomelanos
分類:キジ科(Phasianidae)
その他:外来種(alien)