すみだ水族館の目玉の一つはペンギンの水槽で、私達が6月に訪れた時はちょうどペンギンの赤ちゃんが特別に展示されていました。残念ながら、私達は見る事ができなかったのですが・・・。サンシャイン水族館にもペンギンがいますし、ペンギンを展示している水族館は結構あります。そこで今回は、このペンギンのお話をさせて頂きたいと思います。
ペンギンの仲間は世界で17種存在します。一番小さい種はコガタペンギン(フェアリーペンギン)で体長40cmほど、一番大きい種はアカデミー賞を受賞した映画でも有名なコウテイペンギンで、体長は130cmになることもあります。ペンギンと他の鳥との一番の違いはやはり飛べないこと。翼に当たるものが海の中で泳ぐためにヒレ状になっています。海の中ではこのヒレ状の翼を羽ばたかせるようにして泳ぎます。もう一つ、他の鳥達との大きな違いは、ペンギンは体を直立させているということです。飛べない鳥は他にもいますが、体が立った状態なのはペンギンだけです。
何年も前に取っていた授業で、ペンギンは南半球にしかいないと習いました(実際はガラパゴス諸島に生息するガラパゴスペンギンが、赤道を超えてわずかに北半球の端にも分布しています)。その授業の期末テストで、シロクマはペンギンを餌にする、○か×か?という問題が出ました。シロクマの餌の話は授業であまり触れられなかったので一瞬頭が?となりましたが、シロクマは北極圏にしか存在しないこと、逆にペンギンは南半球にしかいない事を思い出しました。そう、シロクマとペンギンが一緒にいるのは、お話の中だけなのです。