ワイキキ水族館のヒラメ

ワイキキ水族館のヒラメ

夏休みに日本に帰った時、とある日の夕飯に母が子持ち鰈の煮付けを作ってくれました。ハワイではあまり食べるチャンスがありませんが、そういえば子供の頃はよく食べていたっけ、ととても懐かしくなりました。ところで、私は白身のお魚のお寿司が好きで、ヒラメの握りも子供の頃から大好物です。ヒラメとカレイって似ていますが、違いはご存知でしょうか?ということで、今回はヒラメとカレイのお話をさせて頂きたいと思います。

目が頭の左側にあるヒラメ

目が頭の左側にあるヒラメ

ヒラメはカレイ目カレイ亜目ヒラメ科に属し、カレイはカレイ目カレイ科に属します。ですからどちらもカレイ目の魚で、ご想像通りそう遠くはない仲間なのです。では何が違うのかというと、御存じの方も多いかもしれませんが、一般的に頭の左側に両目があるのがヒラメ、右側にあるのがカレイなのです。面白いのは、ヒラメもカレイも稚魚の時はちゃんと目が頭の両側についていて、体も平べったくないのに、成長と共に目が片側に寄って行って、体も平たくなることです。

お腹を見せて泳ぐヒラメ

お腹を見せて泳ぐヒラメ

ヒラメとカレイのその他の違いは、ヒラメの方が口が大きい、ヒラメの寿命が長くて数年と短いのに対しカレイは長くて数十年生きるものもある、などなど。しかし私の勝手な区別はやっぱり食べ物に関するもので、ヒラメは刺身や寿司など生で食べるもの(舌平目のムニエルなんてのもありますが…)、カレイは煮付けや唐揚げなど火を通して食べるもの、ですね。