サンシャイン水族館のツノダシ

サンシャイン水族館のツノダシ

前回はディズニー映画、ファインディング・ニモの主要な登場キャラクター、ドリー(ナンヨウハギ)のお話をさせて頂きました。ファインディング・ニモにはそれこそたくさんの海の生き物が登場しますが、ニモが捕まえられた歯医者さんの水槽にも個性的なキャラの生き物が色々いましたよね。今回はその中でもボス的な存在のギルのお話をさせて頂きたいと思います。

ツノダシの黒い尾ひれと長い背びれ

ツノダシの黒い尾ひれと長い背びれ

ギルは日本名でツノダシ、英語ではMoorish Idol、ハワイ語ではkihikihiと呼ばれる魚です。ツノダシ科ツノダシ属に属する唯一の種で、熱帯のサンゴ礁に生息しています。これぞ熱帯魚、という姿形から非常に人気の高い魚です。ハワイでもスノーケル中に比較的頻繁に見る事ができます。黒くて太い2本の縞模様とオレンジ色の上あご、長くたなびく背びれが特徴です。見た目が非常に似ている魚にハタタデダイやムレハタタテダイがありますが、ツノダシは尾ひれが黒、ハタタテダイは黄色というので見分ける事ができます。

ワイキキ水族館のツノダシ

ワイキキ水族館のツノダシ

このツノダシ、人気なのですが飼育するのが非常に難しい魚と言われています。ファインディング・ニモを観る度に、ギルを長年水槽で飼っていた歯医者さんは熱帯魚の飼育のプロに違いない、と思ってしまうのです。