シャワーツリー(その2)のつづきです。レインボーシャワーは、ゴールデンシャワーとピンクアンドホワイトシャワーを交配させた、ハワイ生まれのハイブリッド種です。商業地帯や住宅地に多く植えられているたいへんポピュラーな木です。私の周りにもレインボーシャワーがハワイで一番好きな木(花)だという人が多くいます。シャワーツリーといえば、地元の人の多くはこのレインボーシャワーを思い浮かべることでしょう。
高さは約10m。花は4月頃から咲き始め、7~8月にピークを迎え、11月頃まで咲き続けます。葉は複葉で、6~10組の深緑色で卵形の小葉からなります。
一口にレインボーシャワーといっても、Wilhelmina Tenney、Queen’s Hospital White、Madge Tennet、Lunalilo Yellowなどの品種があり、花の色はピンク色、クリーム色、赤色、淡い黄色、濃い黄色など、じつに多彩です。なかでも特に有名なのがWilhelmina Tenneyという品種です。花の色はとても複雑で、様々なトーンの白色、黄色、ピンク色、オレンジ色、赤色などのコンビネーションからなります。Wilhelmina Tenneyは、1965年より『ホノルル市の木』に指定されています。
おわり
学名:Cassia spp.
分類:マメ科(Fabaceae)ナンバンサイカチ属(Cassia)
その他:外来種(alien)
「画像1」レインボーシャワー(Queen’s Hospital White)
「画像2」レインボーシャワー(Lunalilo Yellow)
「画像3」レインボーシャワー(Wilhelmina Tenney)