カアラ自然保護地域の入り口

カアラ自然保護地域の入り口

カアラ山(オアフ島)1のつづきです。
やがて看板があり、カアラ自然保護地域(Ka’ala Natural Area Reserve)に入ります。ブラシが設置されているので、ここで靴に着いた外来種の種などを丁寧に落とします。山頂が近くなると、尾根が狭くなり、登りが緩やかになります。この付近ではコリイというキキョウ科の植物が見られます。しばらく進むと道が平坦になり、湿原(ボグ)になります。ここからは、板で作られた歩道の上を歩きます。

板の歩道を歩くボグ

板の歩道を歩くボグ

霧が立ちこめることの多いこのカアラ山頂のボグは、オアフでもっとも素晴らしいハイキングが体験できる場所の一つだと思います。ラパラパ、オーヒア、アラニ、カナワオなどの土着の植物がたくさん自生しています。アパパネ(ハワイアカミツスイ)の姿も見ることができるかもしれません。ボグを抜けるとゲートがあり、ヘリパッドがあります。さらにすぐ「End of Hiking Trail」という看板があります。ここが頂上です。帰りは、来た道を下ります。

頂からの眺め

頂からの眺め

ハワイの伝説では、カアラ山とワイアナエ山脈にはカイオナという名の女神が住んでいると云われています。カイオナはとても優しい神で、山で道に迷った人がいると、オオグンカンドリ(ハワイ語で「’iwa」)に道案内をさせて、迷った人を森から助けてくれるのだそうです。もしカアラ山でオオグンカンドリをみかけたら、それはもしかしたらカイオナの使いなのかもしれません。

おわり

場所:ワイアナエ、カエナ、ハレイワ(オアフ島)
コース:往復
往復距離:13km
高低差:1067m

※このハイキングコースは、中~上級者向けです。このコースに限りませんが、ハイキングに行かれるときは、十分に下調べをして、経験のある方と同行することをお勧めします。英語、体力、現地の地理などに少しでも不安がある場合は決して無理をせず、計画を切り上げましょう。