サンシャイン水族館のマンタ

サンシャイン水族館のマンタ

以前、エプソン品川アクアスタジアムで出会ったノコギリエイとマンタのお話をさせて頂いた事があります。今年の夏に行ったサンシャイン水族館でも、大きな水槽にマンタが悠々と泳いでいました。そういえば、子供の頃は水族館で見るエイのお腹が顔のように見えるのが面白くて、結構好きな魚だったのです。そこで今回はエイのお話をさせて頂きたいと思います。

Ray 2-2エイはサメとともに軟骨魚類に属する魚で、他の魚と違い全身の骨が軟骨でできています。サメとエイは鰓(エラ)の付いている場所で区別されます。鰓が体の側面についているのがサメ、腹側についているのがエイです。 顔のように見えるエイのお腹ですが、目のように見える二つの穴が鼻孔です。本当の目は背側についています。お腹の下のほうに左右に5~6対あるのが鰓です。体が水平方向に平らで胴と胸びれが一体になっていて、その胸びれをひらひらさせて泳ぐのが特徴です。

エイのお腹

エイのお腹

細長い尻尾もエイの特徴ですが、アカエイなど尾の先に毒針を持つ種類もあります。アカエイの毒針は背びれが変化したものです。アカエイは日本の沿岸でも良く見られ、浅い砂底に潜って生息しています。子供の頃、潮干狩りに行った時、「アカエイに注意」の看板があったのを覚えています。刺されるのは怖いけど、水族館で見るあの「かわいい顔」のエイが本当にいるなら見てみたいな、と思ったものでした