パライ(パラパライ)

パライ(パラパライ)

パライは、中型のシダです。パラパライとも呼ばれます。とくにフラの世界では、ラカ(Laka、フラの女神)に捧げられる神聖な植物であり、チャントや歌やにもたびたび登場します。フラ・ハーラウ(フラの学校)では、マイレ、ハラ・ペペ、オーヒア、オーヘロ、キー(ティ)、イエイエなどのハワイの植物と一緒に祭壇に供えられます。

パライ(パラパライ)

パライ(パラパライ)

自然分布域は広く、ポリネシア、日本、東南アジア、スリランカ、ヒマラヤなどで見られます。ハワイでは在来種としてすべての主要な島々に自生します。陰が多い湿った場所で特に多く見られます。ハワイ火山国立公園内(Hawaiʻi Volcanoes National Park)などで簡単に見つけられるでしょう。

パライ(パラパライ)

パライ(パラパライ)

葉は羽状複葉で、明るい緑色です。葉は長さ30~90cm、幅30cmくらいです。柔らかくて香りもよいパライの葉は、昔からフラのダンサーたちとても好まれています。葉をきれいに編み込んでレイが作られ、ダンサーたちの足首、手首、頭などを美しく彩ります。栽培されることも多く、室内で容易に育てることができるそうです。

日本語名:イシカグマ
ハワイ語名:palai、palapalai
英語名:―
学名:Microlepia strigosa
分類:コバノイシカグマ科(Dennstaedtiaceae)フモトシダ属(Microlepia)
その他:ハワイ在来種(indigenous)

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「画像1」パライ(パラパライ)

「画像2」パライ(パラパライ)

「画像3」パライ(パラパライ)