ヤマタカタコノマクラ

ヤマタカタコノマクラ

私が子供の頃、海の生き物の図鑑で面白い形の生き物を見ては、「これはどうしてこんな形をしていて、中身はどうなっているんだろう?」と思いを馳せていました。そんな生き物の一つがタコノマクラ。薄っぺらい体の表に花のような模様があって、この模様は本当に自然にできるものなのか、とても不思議でした。しかも名前も印象的。今日はその、タコノマクラのお話をさせていただきたいと思います。

ヤマタカタコノマクラ

ヤマタカタコノマクラ

タコノマクラは棘皮動物門ウニ綱タコノマクラ目タコノマクラ科に属する生き物で、簡単に言えばウニの仲間です。しかしウニのように長いトゲではなく、細かいトゲで覆われています。大きさは約10cmで、砂の中に埋れて生息しています。棘皮動物の特徴の一つは五放射相称ですが(ヒトデなどはわかりやすいですね)、先に触れたタコノマクラの花型も5枚の花びら状になっています。

(画像3) ヤマタカタコノマクラ

(画像3) ヤマタカタコノマクラ

タコノマクラは見た目がお饅頭のような感じです。同じタコノマクラ目には、似たような見た目の「カシパン」科もありますから、やはり美味しそうに見えるのでしょう。ちなみにタコノマクラは英語名で”sea biscuits”(海のビスケット)、カシパンは”sea cookie”(海のクッキー)などと呼ばれることがありますから(カシパンは”sand dollar”と呼ばれる方がより一般的)、国が違ってもやはり食べ物に見えることに変わりはないのでしょう。でも要注意!タコのマクラやカシパンの仲間は、ウニと違って食べるところがほとんどなく、しかもかなり不味いそうです。